韓国プロ野球の「韓国シリーズ」チケット、ネット上最高999万ウォンで転売か…議員が「明白な違法行為」と指摘
韓国プロ野球の「韓国シリーズ」チケット、ネット上最高999万ウォンで転売か…議員が「明白な違法行為」と指摘
韓国のプロ野球年間王者を決める「韓国 シリーズ」の入場チケットが、ネットで最高1000万ウォン(約106万円)近くで転売される高値取引が発覚し、ダフ屋行為での高額なチケット価格に対する批判が高まっている。

 国会文化体育観光委員会に所属する最大野党「国民の力」のチョン・ヨンウク(鄭然旭)議員は29日、「プロ野球韓国シリーズ入場券がネットで、最高999万ウォンで取引された事実が判明した」とし、「国会国政監査ですでに問題が提起されたにもかかわらず、政府が明確な対策を出さないまま、闇チケット市場が拡大している」と指摘した。

 鄭議員室によると、今月26日にソウル・ソンパ(松坡)区蚕室野球場で開かれたハンファ・イーグルスとLGツインズの韓国シリーズ第1戦は、チケット仲介プラットフォームの「チケットベイ」で最高100万ウォンを超える価格で取引された。一般席も49万~55万ウォンの高値となった。

 また、来月2日に予定されている第6戦の入場券は、最高999万ウォンで取引されたことが明らかになった。

 鄭議員は、「これは単なる人気競技のプレミアムではなく、明白な違法転売だ」とし、「文化体育観光省が直接、闇チケット根絶のための指針と再販防止システムを整備すべきだ」と指摘した。

 さらに、「今必要なのは法ではなく(政府の)意志だ」とし、「人気競技入場券の買い占めて転売する構造を放置してきた制度的欠陥が、違法な取引市場につながったという点で、制度改善が必要だ」と付け加えた。
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