ビル内で4000株のバジルを栽培・出荷、スマートファーム技術で実現=韓国
ビル内で4000株のバジルを栽培・出荷、スマートファーム技術で実現=韓国
韓国・インチョン(仁川)市でスマートファームを運営するフューチャーフィールドは、約99平方メートルのスペースで3960株のバジルを栽培している。同社はこれまでイチゴをはじめさまざまな作物を試してみたが、最終的にバジルを選択したのはスマートファームで栽培しやすかったからだという。

同社のキム・チョル取締役は「バジルは一度植えると常に収穫できるため、注文が入った際に収穫して出荷する」と述べた。

同社はバジルを、オンラインストアやイタリアンレストランどに販売する。付加価値を高める目的で、バジルペーストとして加工する場合もある。注文と同時にバジルを収穫してペーストを作るため防腐剤を使う必要や冷凍する必要がなく、香りが濃いのが特徴だ。

同社は6年前、養液栽培システムを開発。小さなスペースでも効率的に作物を育てられる環境を構築した。具体的には垂直型のエアロポニックス専用の培地などとなる。

コンテナではなくビル内に農場を構えることの長所については、空間の活用性の高さを挙げている。広いスペースに栽培システムを配置すれば、規模の経済が実現可能だ。また空調システムを設置していることから空気循環が可能で外部の温度と関係なく栽培が可能だという。

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