最近カンボジアから送還された容疑者の一部を捜査した結果、容疑者らは詐欺だと知りながら犯行を行っていたのはもちろん、現地での監禁状態でも自身らが属する組織のトップが釈放してくれるという言葉を信じて大使館の助けすら拒否していた。
キョンギ(京畿)北部警察庁刑事機動隊は、カンボジア現地で詐欺などの容疑で逮捕され韓国に送還された15人に対する捜査を行い、11人を拘束し検察に送致したと28日明らかにした。
警察によると、容疑者らは身元が特定されていないトップが組織した犯罪団体に加入し、2024年8月から2025年9月まで女性を名乗ったり出会い系などの方法で36人の被害者から16億ウォンをだまし取った容疑を持たれている。
容疑者らはSNSに出会い系広告を出した後、これを見て連絡してきた被害者を女性のふりをしてチャットに誘った。
また、有料会員加入を勧め、3回にわたる認証手続きでミッションを成功すれば加入費を返還するとだました。
これを通じ被害者1人当たり数十万ウォンから数億ウォンまでだまし取った。
調査の結果、容疑者らは自身が属する組織を「TK派」と呼び、組織運営を総括するトップと実務全般と人員供給などを担当する総管理者、各パートのチーム員の勤怠を管理し指示するチーム長からなる指揮・統率体系により組織を運営した。
組織はホームページを作成しSNSに広告を掲示する広報チームと、広告を見て連絡をしてきた被害者をだますロマンスチームの2つのチームに役割を分担した。
今回拘束された容疑者らは金を稼ぐためにSNSの求職広告や組織員を通じて犯罪団体に加入しており、詐欺だということを知りながら犯行に持続的に加担していたと警察に陳述した。
警察は、「現地で押収された携帯電話などに対するフォレンジックを通じ共犯や犯行の過程全般を綿密に調査する」とし、「被害者がさらにいるとみて捜査を拡大する計画」と話している。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85

