北朝鮮外相　２６～２８日に訪ロ＝韓国での米朝首脳会談なし？

【ソウル聯合ニュース】ロシア外務省は２６日、北朝鮮の崔善姫（チェ・ソンヒ）外相が２６～２８日に同国を訪問すると発表した。ロシア国営のＲＩＡノーボスチ通信が伝えた。

　崔氏がロシアを訪問するのは約１年ぶり。昨年１１月にモスクワを訪れ、ラブロフ外相と会談したほか、プーチン大統領を表敬訪問した。

　今回の訪問では金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）の訪ロ計画を議論する可能性がある。

　これに先立ち、北朝鮮の朝鮮中央通信は同日午前、崔氏がロシアとベラルーシをそれぞれ訪問すると報じた。訪問国外務省の招きによるものとしたが、具体的な訪問期間や日程、議題などは公開しなかった。

　ベラルーシまで訪問するとすれば、崔氏の日程は２９～３０日に予定されている米トランプ大統領の訪韓日程と重なる可能性が高い。

　トランプ氏は訪韓の際に金正恩氏と対面したいとの意向を示している。しかし、主要随行員となる崔氏はロシアなどの訪問で金正恩氏に同行できないことになり、韓国で米朝首脳が対面する可能性は低くなったとの見方が出ている。