外信によるとこの日、トランプ大統領は専用機の中で記者らが「米国との対話の前提条件として北朝鮮が『核保有国の認定』を要求することに対して、受け入れる意向があるか」と尋ねると、このように回答した。
トランプ大統領は「彼らは多くの核兵器を持っている」とし「それは確実だ」と付け加えた。
続けて、「私はキム·ジョンウン(金正恩)ととても仲良くしている」とし「彼と会う意向は100%ある」と述べた。
今回の発言は、トランプ大統領がアジア歴訪中に北朝鮮の金正恩国務委員長との会談の可能性がある中で出た言及であるため注目される。 トランプ大統領は在任時期の2018~2019年に3回にわたる米朝首脳会談を主導して非核化の交渉を試みたが、その後は対話がこう着した状態だ。
米国内の専門家らは、今回の発言が米朝関係の新しい転換点を予告することができると見ている。ブルッキングス研究所のジョナサン·ポラック上級研究員は、「トランプ大統領の発言は、北朝鮮の核保有現実を認め、対話復活の名分を築くための捜査と見られる」とし「事実上の核抑止力保有国として、北朝鮮と交渉するというシグナルかもしれない」と分析した。
一部では、北朝鮮を核保有国と認めるような表現は、不拡散体制の根本原則を揺るがす恐れがあるという憂慮も提起されている。バイデン政権時代に維持されてきた「前提条件なしの対話を求める」原則をトランプ大統領が揺るがす可能性があるという指摘だ。
トランプ大統領はこの日の夜11時ごろ、ホワイトハウスを出発して30日に帰国する日程でアジア歴訪に出る。26~27日にマレーシアのクアラルンプール、27~29日に日本を経て29日に訪韓し、1泊2日間滞在して、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の日程を消化する予定だ。
2019年6月の訪問当時、金正恩委員長とパンムンジョム(板門店)でサプライズ会談を行っただけに、今回も米朝会談が行われるか注目される。
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