大会前、選手たちが最も優勝候補として挙げた国は日本だった。世界1位のジーノ・ティティクル(タイ)をはじめ、チェ・ヘジン、ユ・へラン、そして世界4位のリディア・コが最も警戒するチームとして日本を選んでいた。
この日、日本は最強の布陣で、山下美夢有と竹田麗央がペアを組み、世界選抜のリディア・コとチャーリー・ハル(イングランド)と対戦。1番ホールで勝利して優位に立った山下と竹田は、6番ホールから2ホールリードを広げたが、12番ホールからは1ホール差の不安定なリードを守る展開となった。一方、ワールドチームには絶えず危機が訪れた。そんな中、17番ホールでリディア・コが3メートルのバーディーパットを成功させ、1ホール差の勝負を続けた。18番ホールを引き分ければ山下・竹田の日本が1勝を確定できたはずだったが、再びリディア・コが8メートルのバーディーパットを成功させ、ギャラリーの歓声とともに劇的な引き分けが生まれた。この日の勝負の最高決定権者はリディア・コだった。
日本と世界選抜のもう一つの対決では、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)&シュ・ウェイリン(台湾)組が西郷真央(MAO SAIGO)&古江彩佳(AYAKA FURUE)組を相手に勝利を収め、世界選抜は1勝1分で1.5ポイントを獲得し、組首位となった。B組のもう一つの試合では、韓国がスウェーデンを相手に1勝1分を記録して1.5ポイントを獲得し、世界選抜と並んで首位タイを記録した。スウェーデンは日本と共に最下位となった。
A組では、中国を相手に2勝を挙げた米国が2ポイントを獲得して組首位に立ち、1勝1敗を分け合ったタイとオーストラリアが1ポイントで共同2位につけた。2敗を喫した中国は最下位にとどまった。世界ランキング1位のジーノ・ティティクルが率いるタイチームは、イ・ミニョン(オーストラリア)のチームと1勝1敗を分け合った。
LPGAツアーにおいて、日本は今シーズン合計5勝を挙げており、韓国に次いで最多勝国2位を記録している。その中で、ことしの5つのメジャー大会のうち2大会で勝利を収めた。また、日本代表として出場する選手の山下美夢有(世界ランキング6位)、西郷真央(9位)、竹田麗央(12位)、古江彩佳(23位)は世界トップクラスの世界ランキングを記録しており、これも日本の強みだが、初日の成績には残念さが残った。
なお、山下美夢有が最も警戒するチームとして挙げた韓国とは25日に試合を行う。
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