トランプ大統領は23日(現地時間)、ホワイトハウスでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に慶州を訪問する日程を確定し、このように述べた。
トランプ大統領は「来週、マレーシア、日本、韓国を訪問する予定であり、韓国で習主席に会う予定だ」とし、「習主席に最初に尋ねる質問はフェンタニルに関するものになるだろう。フェンタニル問題を(米中首脳会談の)議題リストの一番上に置く」と述べた。
ホワイトハウスは、米国での主要な死亡原因とされるフェンタニルの前駆体化学物質が中国で生産され、米国に流入していると指摘し、中国政府がフェンタニルの原料生産と流出を抑制できていないと批判してきた。一方、中国側はフェンタニル取り締まりの成果を強調し、米国がフェンタニル問題を利用して中国に圧力をかけていると反論している。
トランプ大統領は、中国がベネズエラを経由して米国へフェンタニルを輸出しているとし、「中国は現在、フェンタニルのせいで20%の関税を追加で支払っており、その金額は数十億ドルにのぼる」と述べた。さらに「中国は米国にフェンタニルを売って1億ドル(約1,437億ウォン)を稼いでいるが、20%のフェンタニル関税によって1,000億ドル(約143兆7,500億ウォン)の損をしている」と述べ、「(中国にとって)良いビジネスモデルではない」と付け加えた。
トランプ大統領は「11月から中国に対する関税は史上最高水準の157%に上がる可能性がある」とし、「これは持続不可能だ」と語った。そして「中国は(フェンタニルによる)代償を払っている」とも述べた。
トランプ大統領は29日に訪韓し、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれる慶州で李在明大統領と韓米首脳会談を行い、30日に習近平主席との米中首脳会談を行った後、同日帰国する予定である。
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