朝鮮王朝時代の科学者、蔣英実(チャン・ヨンシル)を艦名の由来とする同艦は、全長89メートルと「島山安昌浩」(3000トン級・全長83メートル)に比べ船体が大きくなり、探知・打撃能力、隠密性、生存性などさまざまな面で性能が改善された。
潜水艦の頭脳に当たる戦闘システムと目や耳に当たるソナーシステムの性能改善により情報処理能力や標的探知能力が向上し、陸上の標的打撃能力も強化された。
安全性が検証されたリチウムバッテリーを搭載し、潜航時間とともに最大速力で航行できる時間が増加。作戦中に露出する危険性が少なくなった。
艦内で発生する騒音や振動を減少させる技術を用い、水中の騒音を減らすことで隠密性も改善された。
さらに、推進器の故障など非常時にも艦を起動できるよう、補助推進器を搭載して生存性を高めた。
韓国海軍と防衛事業庁は「蔣英実は国内技術で生産した装備の搭載を拡大した」とし、「これは潜水艦の安定的な運用に役立ち、韓国防衛産業の技術力構築と輸出競争力強化にも寄与するだろう」と期待を示した。
この日の進水式には姜東佶(カン・ドンギル)海軍参謀総長をはじめ、軍や防衛産業関係者など約200人が出席した。
蔣英実は試験評価期間を経て2027年末に海軍に引き渡され、戦力化過程を終えて実戦配備される予定だ。
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