第8世代LCDの量産計画を話す李相浣社長=5日、ラスベガス(聯合)
第8世代LCDの量産計画を話す李相浣社長=5日、ラスベガス(聯合)
サムスン電子の李相浣(イ・サンワン)LCD総括社長は5日、米ラスベガスで開催されている家電・コンピュータの展示会「2006インターナショナルCES」で記者会見し、来年は液晶ディスプレー(LCD)パネルの第8世代ラインを建設し50インチクラスの製品を本格的に量産すると発表した。
 第8世代ラインはシャープが工事に着手し、来年から量産を開始するという。サムスン電子も第8世代ラインへの早期移行を目指し、今年7月から現在稼動中の第7世代ラインで第8世代クラスの52インチ製品を生産する。下半期には第8世代ライン建設への投資を開始し、来年からは本格的な量産体制に入る計画だ。

 李社長は「50インチ以上の製品はコストの面でプラズマディスプレー(PDP)との競争に不利との見方もあるが、徐々に大型製品の需要が伸び競争力をつけてきている」と述べた。米国より比較的小型の製品が主流の欧州市場でも40インチ台の需要が伸びるなど、市場の主力製品が急速に大型化していると説明した。

 また、第7世代ラインを合弁で設立したソニーとはこれからも良い関係を維持しながら、第8世代ラインでも協力する方向で検討しているという。



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