死者406人の「殺人ダニ」被害に、政府は “傍観”=韓国
死者406人の「殺人ダニ」被害に、政府は “傍観”=韓国
韓国では、致死率が20%に達するいわゆる「殺人ダニ病」の累計死者数が400人超えたが、予防予算は「皆無」であることがわかった。

韓国国会農林畜産食品海洋水産委員会所属のチョ・ギョンテ議員が農林畜産食品部(省)から入手した資料によると、致死率が18.2%である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)による死者は計406人と集計された。

しかし、ことしにおける農林畜産食品部の総予算のうち、SFTSの予防やマダニ防除、農家への教育のための予算は全くなかった。

チョ議員は「農林畜産食品部は、農家がいつどこで感染するのかという基礎的な現況さえも把握できていない」とし「農家たちが殺人ダニのターゲットになっている中、政府は予防予算どころか現況の把握さえもしていないのは職務の怠慢だ」と訴えた。

つづけて「SFTSをただちに農家の職業病として公式に認め、ダニ忌避(きひ)剤や防護服の普及のような実質的な予防対策と予算をすみやかに講じるべきだ」と求めた。

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