同委員会に所属する与党「共に民主党」の楊富男(ヤン・ブナム)議員によると、カンボジアで発生した韓国人の誘拐・監禁事件は2023年の21件から昨年は221件へと10倍以上に急増した。今年は上半期だけで213件となっており、年末には400件を超えると予想される。
楊議員は、尹錫悦政権が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の依頼でカンボジアでの政府開発援助(ODA)を支援したにもかかわらず、国民や現地の韓国人の命と安全に直結する駐在官の要請は断ったと批判した。
これに対し、尹長官は「タイやフィリピン、ベトナムに設置されている『コリアンデスク』(相手国の警察当局に派遣され、韓国人を対象にした犯罪を担当する警察官)をカンボジアにも設置して国民を犯罪から守るよう(大統領から)特別指示があり、それに従い執行している」と説明した。
コリアンデスクは12年にフィリピンに初めて設置され、3人が活動中だ。タイにも韓国の警察官2人が派遣されている。
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