閣議で発言する李大統領(大統領室通信写真記者団)=14日、ソウル(聯合ニュース)
閣議で発言する李大統領(大統領室通信写真記者団)=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は14日の閣議で、カンボジアで韓国人を狙った誘拐や監禁などの事件が相次いでいることを受けて「何よりも被害者を保護し、事件に関与した韓国人を迅速に国内に送還しなければならない」とし、「利用できるリソースを総動員し、迅速かつ正確、確実に問題に対応してほしい」と指示した。

 カンボジアではボイスフィッシング(電話による金融詐欺)などの犯罪に関わる組織によって韓国人が監禁される事件が多発し、一部の韓国人が犯罪行為に関与したとして現地の捜査当局に拘束されている。

 李大統領は関係官庁に対し、カンボジア政府と協議して治安当局間の協力体制構築を急ぐよう要請。同様の被害を防ぐため、犯罪が懸念される地域に対する渡航制限の強化も急務だと強調した。

 また、国民の救助要請に対し在外公館が直ちに対応できるよう、人員拡充・予算編成に万全を期してほしいと呼びかけた。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40