金正恩氏は軍が敵を圧倒する軍事技術力などによって進化しなければならないなどと強調。主権と偉業は力と勝利によって担保されると説いた。
また海外の戦場で発揮した英雄的戦闘精神と勝利の達成は党の意思で成長した北朝鮮軍の完璧さを存分に見せつけたと述べた。
これは北朝鮮兵のロシア派遣を示すとみられる。ロシアのメドベージェフ国家安全保障会議副議長(前大統領)ら海外要人の前でロシア西部のクルスク州への派兵を強調したことになる。
軍事パレードの演説では米国に向けたメッセージを出すかどうかに関心が集まっていたが、金正恩氏は直接的に触れなかった。ただ演説の中で「覇権に反対する」と言及したことは、米国を念頭に置いたものとみられる。
米国が北朝鮮の非核化の放棄を前提に対話を提案している状況で、金正恩氏が米国に対する批判を控えたと受け止められる。韓国を威嚇するような発言もなかった。
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