国会文化体育観光委員会に所属する最大野党「国民の力」の鄭然旭(チョン・ヨヌク)議員が警察庁から提出を受けた資料によると、2019年から今年8月までの外国人による犯罪23万6238件のうち、中国国籍者による犯罪が11万2242件(全体の47.5%)で最も多かった。
続いてベトナム(2万2102件)、タイ(1万8451件)、ウズベキスタン(1万2165件)、米国(1万1283件)の順だった。
中国国籍者による犯罪を年度別にみると、19年が1万9382件、20年が1万9921件、21年が1万5815件、22年が1万6436件、23年が1万5403件、24年が1万6099件、今年1~8月が1万186件で、いずれの年も外国人による犯罪のうち最も大きな割合を占めた。
不法滞在者の数も、中国国籍者は今年8月時点で4万3521人(18.9%)と、タイ(11万7297人、50.9%)に次いで2番目に多かった。
韓国政府は先月29日から来年6月30日まで、中国人団体観光客に対しビザ(査証)の免除を行っている。
鄭議員は「本格的なノービザ制度を施行すれば、外国人犯罪者と不法滞在者はさらに増える可能性が高い」とし、「観光客の誘致も重要だが、治安と入国管理の支えがなければ国民の不安ばかりが高まるだろう」と強調した。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40