聯合ニュースが入手した北朝鮮の科学百科事典出版社の雑誌「歴史科学」最新号(25年6月19日号)に掲載されたチョ・イルボム元山農業大副教授の論文によると、24年の小麦・大麦畑の面積は前年比で約1万5000町歩(約4500万坪)、22年比で約3万5600町歩(約1億680万坪)増加した。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は21年9月、最高人民会議(国会に相当)第14期第5回会議の演説で、全国的に小麦と大麦の播種(はしゅ)面積を2倍以上に増やすよう指示していた。その後、関連作業を加速させたとみられる。
ただ、チョ副教授は全国の小麦・大麦の具体的な作付面積は明らかにしなかった。
韓国農村振興庁が昨年12月に発表した資料によると、昨年の北朝鮮の小麦・大麦生産量は28万トンで、前年比27.3%増加した。
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