チョンジュ(全州)地方裁判所は特殊強盗の容疑で起訴されたA被告(55)に懲役2年6か月の刑を宣告したと、7日明らかにした。
A被告はことし5月19日午前9時25分、全北キムジェ(金堤)市のアパートで住民のBさん(79)を凶器で脅迫し、現金64万5000ウォン(約6万8000円)を奪った容疑で起訴された。A被告はビニールの包装紙を持ってBさんの自宅前で「荷物が届きました」と言い、ドアをたたいた。そしてBさんがドアを開け外に出ると、懐に隠した凶器を取り出し、強盗の犯行に及んだと把握された。
A被告は犯行動機について、「ベトナム人の妻にきょうまでに韓国語の授業料を送らなければならないのに、金を準備できなかったため」と話したと把握された。
裁判部は、「被告人は高齢の被害者を脅迫し財物を強奪しており、犯行手法と経緯を考慮すると罪質は極めて重い」とし、「被害者はこの事件により大きな精神的ショックを受け、現在も被告人を許していない」と指摘した。
そして、「ただ、被告人が反省しており、ベトナムにいる配偶者から授業料の督促を受け衝動的に犯行に及んだ点などを考慮し、刑を決定した」と判示した。
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