国会文化体育観光委員会のイム・オギョン(林五卿)共に民主党議員室は2日、宗廟を管轄する国家遺産庁・クンヌン(宮陵)遺跡本部が議員室の質疑に出した金夫人の訪問関連の答弁資料をメディアに公開した。
それによると、金婦人一行は昨年9月3日、ソウル宗廟マンミョル(望廟楼)で文化遺産委員会の許可を受けずに外国の知人たちと‘茶談会’を開き、この行事に先立ち、ヨンニョンジョン(永寧殿)とチョンガク(殿閣)内部の神室を見学したことが確認された。
宗廟は朝鮮王朝と大韓帝国時代の518年間、在位した歴代の王と王妃、皇帝と皇后の位牌を奉安し、祭祀を行う韓国の大きな祠堂である。計16間の永寧殿神室には朝鮮の歴代王と王妃、大韓帝国の最後の皇太子である英親王の位牌が祀られている。毎年5月と11月、‘大祭’行事の時を除いては一般人に開放されない所だ。
宮陵遺跡本部は議員室の質疑に対し「(大統領室)文化体育秘書官室で永寧殿の内部が見られるように、神室1間を開放するように事前に指示されて開くことになった。神室を見学した時に、金夫人は外国人2人、通訳1人と一緒にいて、イ・ジェピル本部長も同行した」と答えた。
金夫人一行は宗廟が閉まる火曜日に正門である外大門の代わりに永寧殿付近の消防門に入ってきて、永寧殿から5分ほど滞在したと本部側は説明した。
これと関して秘書官室は‘茶談会’前日の9月2日午前8時から宗廟一帯で下見をし、観覧の動線もあらかじめ決めたと伝えられた。
議員室側は「金夫人のために『永寧殿神室を開放しろ』と要求したのは『職権乱用』と『威圧による公務執行妨害』に該当する。国家遺産を私的に利用したと結論が出れば費用を請求し、担当者を懲戒すべきだ」と指摘した。
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