失郷民と対話する李大統領(大統領室通信写真記者団)=3日、江華(聯合ニュース)
失郷民と対話する李大統領(大統領室通信写真記者団)=3日、江華(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は建国記念日「開天節」で秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の連休初日の3日、仁川・江華島の平和展望台で失郷民(北朝鮮からの戦争避難民)に会い、「南北離散家族が生死確認を行い、手紙のやりとりだけでもできるようにすることが南北双方にとって政治の責任ではないかと考える」として「北側にも人道的観点から(このような措置を)考慮してほしいと伝えたい」と強調した。

 李大統領は「もちろん(南北離散家族が)再会し、一緒に暮らし、(以前の状況に)戻る余地ができればこれ以上望むことはない」とする一方、「今は南北関係が完全に断絶し、状態が非常に良くない。とても敵対的に変わった」とし、早期の急激な進展は容易ではないとの認識を示した。

 また、一時は南北離散家族の再会行事が行われ、近況のやりとりもあったが、現在は完全に断絶してしまったとして「全ては私を含む政治家の力不足によるものという自責の念がある」と明らかにした。


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