仁川港沿岸旅客ターミナルで船に乗り込む帰省客ら=2日、仁川(聯合ニュース)
仁川港沿岸旅客ターミナルで船に乗り込む帰省客ら=2日、仁川(聯合ニュース)
◇秋夕連休をふるさとで 一足早い帰省ラッシュ始まる

 韓国で、飛び石連休を含め最長10日間となる今年の秋夕(チュソク、旧暦8月15日)連休スタートを翌日に控えた2日、全国の駅やバスターミナルは一足早くふるさとに向かう帰省客らで混み合った。ソウル近郊の水原駅の待合室は普段通りの様子だったが、秋夕のギフトセットを持った帰省客の姿もみられ、名節が目前に迫っていることを感じさせた。例年に比べ長い連休となるため帰省客が集中することはなかったが、駅関係者によると水原駅から大田、光州、大邱、釜山などの主要都市に向かう列車はほとんどが満席となった。

◇尹前大統領の保釈請求を地裁が棄却 「罪証隠滅の恐れ」

 ソウル中央地裁は2日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の保釈請求を棄却した。地裁は刑事訴訟法第95条と第96条により、保釈が認められないと説明した。第95条は「被告人が罪証を隠滅するか、隠滅する恐れがあると信ずるに足りる十分な理由がある際」以外は保釈を認めると定めている。第96条は妥当な理由がある場合は裁判所の職権や請求権者の請求により保釈の許可が可能と規定している。

◇軍制服組トップ 南北軍事境界線付近での訓練は「当然やるべき」

 軍制服組トップのチン・ヨンスン合同参謀本部議長は就任後初めて記者室を訪れ、北朝鮮との軍事境界線付近での訓練は「当然やるべきだ」との認識を示した。チン氏は9月30日に就任した。軍事境界線付近での訓練を巡っては鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官が南北軍事合意の復元前に中止する必要があるとの考えを表明していた。一方、安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官は9月30日の記者会見で中止に否定的な見解を示した。

◇米陸軍長官 在韓米軍は「中国・北朝鮮いずれの脅威にも対応」

 韓国を訪問したドリスコル米陸軍長官は1日、ソウル南方・平沢の米軍基地キャンプ・ハンフリーで記者会見し、「在韓米軍の主な任務は中国に対するものか、あるいは北朝鮮に対するものか」との質問に「どちらも基本的な脅威」と答え、中国と北朝鮮のいずれの脅威にも対応する必要があるとの認識を示した。このような発言は、在韓米軍を対北朝鮮抑止だけでなく中国に対するけん制や台湾海峡での有事の際に投入するという「戦略的柔軟性の拡大」にも通じるものと受け止められる。


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