業界によると1日、(株)斗山はSKシルトロンの買収に向け、SKグループと交渉を進めている。買収対象はSK(株)が保有しているSKシルトロンの持分70.6%だ。SKシルトロンの残りの持分は、SKグループのチェ・テウォン(崔泰源)会長が29.4%を保有している。
これに先立ち、4月にも斗山のSKシルトロン買収説が議論されたが、斗山側は公示を通じて「事実無根」と明らかにしていた。斗山グループは小型モジュール炉(SMR)とロボット、人工知能(AI)とともに、半導体をグループの未来成長動力として推進していることが伝えられた。SKシルトロンの買収が実現すれば、斗山グループは半導体事業のポートフォリオを大幅に強化する成果を上げるものと予想される。
SKシルトロンの企業価値は約5兆ウォン(約5235億円)だ。このうち借入金の約3兆ウォン(約3140億円)を除く約1兆5000億~2兆ウォン(約1570億円~約2093億円)の水準で持分70.6%に対する取引が行われる可能性があるという見通しが出ている。
1983年に設立されたSKシルトロンは、12インチのウェハー基準で世界市場シェア3位を占める優良企業だが、ことし初めにSKがグループレベルで推進している事業ポートフォリオ再編(リバランス)の過程で売りに出されている。
これまでMBKパートナーズ、Hahn&CompanyなどがSKシルトロンの買収を狙ってきたが、SK側と価格面で合意に至らなかったことが分かった。
斗山の関係者はSKシルトロンの買収検討について、「関連内容について確認することはできない」と明らかにした。
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