会談では両国の共通課題である人口減少や地方活性化をはじめ、人工知能(AI)や水素エネルギーなどの先端技術に関する協力拡大などについて意見交換した。また、首脳同士が相互訪問する「シャトル外交」を活性化し、両国の協力基盤を固めることで一致した。
両首脳が会談するのは3回目。6月にカナダで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて初めて会談し、先月23日には李大統領が訪日して石破首相と会談した。
両首脳は会談後、両国共通の社会問題に対応する当局間協議の枠組みの運営策を盛り込んだ共同文書を発表した。
李大統領が先月、東京で石破首相と会談した際にこうした枠組みを設置することで合意していた。
両首脳は少子高齢化や国土の均衡ある発展、農業、防災、自殺対策など両国共通の社会課題について共に解決策を模索するため、各分野で継続的に当局間協議を行うことで合意。具体的な協議は事案ごとに両国の関係官庁が主導し、それぞれの政策経験や成功例を共有し、政策目標に役立てる方針だ。
また、両政府が外交当局間の協議を活用して全体を総括する協議を定期的に進め、各分野で意思疎通を拡大して多層的な連携と協力を強化していくと表明した。
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