中堅造船会社はこれまでの10年間、苦戦を強いられてきた。2010年中盤以降、競争激化や低価格による受注で収益性が悪化するなどして、韓国各社の会社更生法申請が相次いだ。しかし2020年に入り、LNG(液化天然ガス)運搬船やタンカーなど高付加価値船舶の発注が増え市況が回復している。
STX造船海洋は石油精製品運搬船(PC船)市場で頭角を現している。また大韓造船は原油の運搬船で、HJ重工業は上陸用舟艇など防衛用船舶の受注で、それぞれ競争力を発揮している。
好調は2025年も続くとみられる。船舶の価格が上昇する中、受注済みの船舶の引き渡しが行われ、実績の改善へとつながる予想だ。
造船業界の関係者は「大手造船会社に偏っていた造船業の業界構造が多角化し、争力も高まるだろう」としている。
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