韓氏は非常戒厳が違憲か合憲かを問う裁判官の質問に対し、「国の発展という観点からは受け入れ難い」と答えた。
今回の公判は地裁が法廷での撮影を許可し、公判開始前の約1分間、撮影が行われた。公判の中継も認められ、公判後、個人情報の削除などを経て映像が公開される予定だ。
特別検察官側は韓氏の起訴内容について、審議を経ずに非常戒厳を宣言する場合は問題が生じることを懸念し、尹氏に閣議を開催するよう提案。大統領の独断的・恣意的な権限の行使をけん制するため首相に与えられた権限を行使しなかったと指摘した。また、非常戒厳の解除後、閣僚が署名した文書で戒厳が宣言されたように虚偽の文書を作成したと述べた。尹氏の弾劾審判に証人として出廷し、大統領から非常戒厳文書を受け取ったかどうかについて虚偽の証言をしたとも指摘した。
韓氏側は起訴内容について、偽証罪の一部のみを認め、その他は否認した。
次回の公判は10月13日に開かれる。
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