中央災難安全対策本部の会議で発言する尹昊重(ユン・ホジュン)行政安全部長官=30日、ソウル(聯合ニュース)
中央災難安全対策本部の会議で発言する尹昊重(ユン・ホジュン)行政安全部長官=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央災難(災害)安全対策本部は30日、中部・大田にある国家情報資源管理院で26日に発生した火災で被害を受けた政府の電算システムについて、30日午前8時までに最も重要な「1等級」の36システム中21システム(58.3%)が復旧したと発表した。

 1等級とは、業務への影響度やユーザー数などを合算した点数が90点以上の重要な情報システムを指す。

 これにより、今回の火災で停止した647のシステムのうち計85のシステム(13.1%)でサービスが再開された。

 政府はシステムが正常化するまでサービスごとに代替手段を提供し、納付期限の延期や手数料の免除など多様な対策を実施している。

 また、政府機関をかたった金融詐欺により被害が発生する恐れがあるとして、警察庁、金融当局など関係機関と協力して犯罪防止と被害予防の活動を強化することを決めた。

 尹昊重(ユン・ホジュン)行政安全部長官はこの日の中央災難対策本部の会議で、「何よりも透明な復旧作業を進める」とし、金融詐欺の被害が発生しないよう格別に注意してほしいと要請した。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40