魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は29日の記者会見で、「今回の首脳会談は8月の李大統領の日本訪問に対する返礼訪問」として、「1カ月で両首脳が再会するということは韓日の(首脳同士が相互訪問する)シャトル外交が定着したことを意味する」と評価した。
また、「会談では両国の共通課題である人口問題や地方活性化などに関する議論が行われる」とし、「人工知能(AI)や水素エネルギーなど未来協力の拡大についても意見交換する」と説明。「激変している貿易秩序の中、類似した立場を持つ隣人であり協力パートナーとして、両国が議論の裾野を拡大する機会にもなる」と強調した。
そのうえで、「石破首相の訪韓は実務訪問だが、歓迎行事や会場などでそれ以上のおもてなしになるよう入念に準備した」と述べた。
魏氏によると、日本の首相が2国間会談のため訪韓し、ソウル以外の都市を訪れるのは2004年以来、21年ぶりとなる。李大統領は8月に訪日した際に石破首相に対し、ソウルではなく、地方で会いたいとの意向を示していた。
石破首相は自民党総裁を辞任することを表明しており、10月4日に新総裁が選出される予定だ。魏氏は「石破首相が退任した後も日本の政界の重鎮として、引き続き韓日関係の発展や成長に向け積極的な役割を果たすことを確認する会談になると思う」と述べた。
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