李代表はこの日、フェイスブックを通じ「最近、政府の電算システムがまひし、多くの方が不便を被っているようだが、科学技術情報放送通信委員として今回の事故を見て残念であるとともに、今後われわれが向かうべき方向についていくつかの考えを記そうと思う」と伝えた。
そして、「政治的攻撃をしようと思えばできるが、このような事態においては解決法を考え提示することが科学と通信を担当する国会議員の義務」と記した。
李代表は、「何よりも重要なのは本当の意味の地理的三重化だ。われわれの先祖が朝鮮王朝実録をハニャン(漢陽)、チュンチュグァン(春秋館)、チョンジュ(全州)、ソンジュ(星州)の史庫に分散保管していた知恵を思い出すべき」と記した。
また、「イムジンウェラン(壬辰倭乱、文禄・慶長の役)の時に全州の史庫本だけが生き残り歴史が引き継がれたように、国家機関のサービスは単純な装備の二重化を超え、地理的に完全に分離されたデータセンターに分散すべき」と提案した。
李代表は、「本当のデータセンターの二重化は単純にデータの流失を恐れバックアップコピーを取っておくことを超え、24時間365日持続可能なサービスを提供できるように構築すべき」と主張した。
また、「地理的N+M構造により十分な余裕を置き、テジョン(大田)-セジョン(世宗)地域を離れヨンナム(嶺南)圏、ホナム(湖南)圏にも追加でデータセンターを建設すべきかもしれない。敏感な情報を扱うことを考慮すべき政府は自主データセンターを通じた地理的二重化をさらに強化すべき」と記した。「地理的N+M構造」とは、地理的に分散されたN個のメインセンターとM個の補助・バックアップセンターを意味する。
李代表は、「今回の事故について質疑するならば、このような解決法を具体的に科学技術情報通信部に伝達し、実際に具現化できるよう強く要請する」とし、「華やかなAI時代を叫ぶ前に、まず丈夫な基礎インフラを構築することが先」と強調した。
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