韓国の保健福祉部に対するハッキングの試みが急増している=(聯合ニュース)
韓国の保健福祉部に対するハッキングの試みが急増している=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の保健福祉部に対するハッキングの試みが今年に入り、急増していることが29日までに分かった。日本の厚生労働省にあたる同部や同部の傘下機関は、個人の疾病はもちろん、所得や資産などに関する情報を管理しており、セキュリティー対策を一層強化すべきとの声が上がる。

 保健福祉部が国会保健福祉委員会に提出した資料によると、同部に対するハッキングの試みは今年1~8月、5万6208件に達した。

 通年では2022年の1144件から23年に211件に減ったが、昨年338件にやや増えた。今年は8月の時点で、昨年に比べ約166倍増えたことになる。

 同部の傘下機関に対するハッキングの試みも急増している。

 今年1~8月に国民健康保険公団に対するハッキングの試みは7万5513件で、昨年より95%増えた。韓国社会保障情報院や健康保険審査評価院などに対するものも昨年に比べ大幅に増加した。

 保健福祉部はハッキングの試みが急増していることを受け、個人情報を管理する傘下機関に対するセキュリティーを強化するとしている。


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