26日、各種SNSでは、カカオトークのユーザーたちが2012年5月にカカオが掲載した告知文を引っ張り出し、今回のアップデートに対する拒否感を示している。
この告知文は「面白い音声フィルターを搭載したボイストークの海外オープンなど、バージョン2.9.6アップデートの案内」というタイトルでカカオが投稿したものだ。
当時カカオは、「依然として心配の声があるため、以前の告知内容の一部をもう一度持ってきます。カカオトークは有料化する計画はまったくありません」と述べ、一部ユーザーの間で浮上していた「有料化の計画」や「有料広告バナー導入」といった噂を一蹴した。
問題の発言はその後に登場した。カカオ側は「カカオトークに広告を入れるスペースもなく、クールでもないし、美しくもない。カカオチームはそんなに貧しくはない」と語った。そして「心配する必要はありません。これからもサービスを利用し、応援してくださることが最も大切な資産です」と付け加えた。
その後、このカカオトークの発言は、新しい事業やサービスが始まるたびにユーザーの間で頻繁に引用されるようになった。広告が初めて導入された2019年や、「エクスパンダブル動画広告」の追加を検討していた2021年にも、カカオはユーザーから「貧しくなったのか?」という質問を受けた。
今回のカカオトークのアップデートの中で、最も論争を呼んでいる機能は、「友だちタブ」にフィード形式のユーザーインターフェース(UI)を導入した点だ。従来は単純な連絡先リストとして並んでいたが、アップデート後はインスタグラムやフェイスブックのように、登録された友人が投稿した内容がタイムライン形式で大きく表示されるようになった。
ユーザーたちは、「プロフィール写真が大きく見えるのが不快だ」「メッセンジャーとしてだけ使いたいのに不便すぎる」「強制的に表示されない機能も必要だ」「これではインスタグラムと何が違うのか」などと批判の声を上げている。
一方、批判が続出する中で、内部関係者の無念を訴える投稿も話題になっている。24日、職場の匿名コミュニティ「ブラインド」には、カカオトークのアップデートに関連して「開発者を責めないでください。指示された通りに作るしかない人たちなんです」という内容の投稿が掲載された。
カカオで勤務中と表示されたこの投稿者は、「今回のアップデートは複数の企画者の成果ではなく、事実上、特定の人物の指示に従って進められた」とし、「開発者、企画者、デザイナーの全員が反対した。私たちに何がもっとできたというのか」と訴えた。
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