第1ラウンドで5バーディ・2ボギーの3アンダー、「69」で12位タイに名を連ねた今綾奈は、最終ラウンドでボノーボギー・7バーディを記録する欠点のないプレーを披露し、通算10アンダーの「134」でリーダーボードの最上段に名を連ねたまま試合を終え、同スコアで最終ラウンドを終えたキム・ソジョン(25)とのプレーオフに突入した。
生涯初のドリームツアー優勝トロフィーをめぐって繰り広げられたプレーオフは、2番目のホールで勝負が決まった。プレーオフの2番目のホールで、今綾奈が3.5メートルのバーディーパットを成功させた反面、3メートルのバーディーチャンスを作ったキム・ソジョンは惜しくもバーディーパットに失敗してパーを記録、長かった勝負が終わった。
今季、ドリームツアーに初出場し、生涯初優勝を成し遂げた今綾奈は、「本当にうれしい。日本人初の優勝であり、人生初のドリームツアー優勝なのでさらに特別な意味がある。そして、日本で応援してくださる方々に優勝の知らせを伝えることができて幸せだ」と優勝の感想を伝えた。
今綾奈は優勝の原動力として「今日はコンディションとショットの感覚が良く、多くの打数を減らしてプレーオフに進むことができたし、優勝まですることができた」とし「頑張ってこいと応援してくれた両親と、韓国での健闘を願いながら支援してくれるスポンサー、そしていつも応援してくれる多くの方々の存在が今日の優勝の原動力だと思う」と語った。
ゴルフ好きの両親の影響でゴルフを始めた今綾奈は、11歳から本格的にゴルファーを夢見て練習を始めた。高校2年生の時、関東高等学校ゴルフ選手権で優勝して頭角を現した彼女は2021年、JLPGA非会員資格で参加した「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」で優勝した。
日本で活動していた今綾奈は2023年からKLPGAに着実に出場し、2024年3月に開かれた「KLPGA 2024 第1次準会員選抜戦」に出場し、KPGAインターナショナル会員として入会することに成功した。
入会後初めて出場した「KLPGA 2024 百濟 CC・三大人 紅参BALLジャンプツアー(3部)第1戦」で優勝した今綾奈は、今回のドリームツアー優勝でKLPGA史上初の日本国籍優勝者という記録を立てた。また、今綾奈はKLPGAドリームツアーで優勝した4人目の外国人としても名を連ねた。
これからの目標について今彩奈は「まずは日本プロテストに合格し、実力をもっと積んでKLPGA正規ツアー(1部)でも通じる強い選手になることを目標に一生懸命やっている。目標を達成できるよう、多くの関心と応援をお願いする」と語った。
なお、日本から和久井麻由(わくい・まゆ)も出場し、通算9アンダーの「135」で3位タイを記録した。
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