ソウル中央地方裁判所は24日、金建希夫人の資本市場法違反や政治資金法違反などの初公判の法廷を、マスコミ各社に対して撮影許可した。
法廷の傍聴や撮影などに関する最高裁判所の規則により、撮影は公判開始前にのみ許可され、裁判の進行過程は撮影が禁じられる。裁判所は「撮影は指定された場所でのみ可能で、裁判長により撮影終了が宣言されたら退廷することを要請する」としている。
金夫人は2009年から2012年にドイツモーターズの株価操作事件で資金を提供し、8億1000万ウォン(約8585万円)の不正な利益を得た疑いを受けている。また、2022年の大統領選挙当時、政治ブローカーのミョン・テギュン氏から58回にわたり不正な世論調査を無償で提供された疑いも持たれている。
さらに2022年の4月から8月、コンジン(建進)法師ことチョン・ソンベ氏を通じて旧統一教会の元幹部からシャネル製のバッグ2点とグラフ製のダイヤモンドのネックレスなど8000万ウォン(約847万円)相当の名品を受け取り、旧統一教会に便宜を図った疑惑を受けている。
金建希特別検察官チームは先月の29日、金夫人を拘束・起訴した。歴代大統領夫人で拘束された状態で起訴を受けたのは金夫人が初めてだ。憲政史上、元大統領夫妻が同時に裁判を受けるのも初めてのことだ。
ソウル地方裁判所は金夫人の裁判が開かれる24日、庁舎北門側の歩道と車両通行路を午前10時から午前0時まで閉鎖し、立ち入り者に対する厳重な保安検査を実施する。庁舎の中では集会やデモが禁止され、事前に許可のない撮影もできない。
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