姜勳植(カン・フンシク)大統領秘書室長=(聯合ニュース)
姜勳植(カン・フンシク)大統領秘書室長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の姜勳植(カン・フンシク)大統領秘書室長は22日の首席秘書官・補佐官会議で、トランプ米大統領が高度な外国人技術者向け就労ビザ(査証)「H1B」の手数料の大幅引き上げを決めたことについて、「グローバルな理工系人材の国内誘致の機会として利用できる」との見解を示した。大統領室の安貴リョン(アン・グィリョン)副報道官が会見で伝えた。

 姜氏は先端産業の競争は優秀な人材を呼び込めるかどうかで勝負が決まると述べたうえで、米国の就労ビザの事実上の規制を人材誘致の機会とする方策を準備するよう関係官庁に指示したと明らかにした。

 また尹錫悦(ユン・ソクヨル)前政権の研究開発(R&D)予算の削減で優秀な人材が海外に流出したとの批判が出ていることに言及したうえで、「政府は技術主導の超革新経済実現に向けた人工知能(AI)への大転換などに来年の予算を集中的に投じる計画」と述べた。


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