LGイノテックのベトナム新工場が完成、カメラモジュールの生産2倍以上に=韓国報道
LGイノテックのベトナム新工場が完成、カメラモジュールの生産2倍以上に=韓国報道
部品メーカーのLGイノテックは、ベトナムのハイフォン市に新たな工場V3工場の建設を完了し、稼働を開始したと発表した。同社は2023年7月、V3工場の増設をはじめとした光学ソリューションの生産力強化に向け、年内に約1兆3000億ウォン(約1375億1439万円)を投資する計画だ。

V3工場の延べ面積は合計約15万平方メートルだ。工場新設により同社によるカメラモジュールの生産能力は、従来の2倍以上に拡大する。

韓国と生産地の二元化戦略により、ベトナム工場は汎用カメラモジュールの生産拠点となる。韓国のクミ(亀尾)工場はR&D(技術開発)と新モデルの高付加価値カメラ向けモジュール、新たなアプリケーション用光学部品の生産を担当する。韓国ではこのほかパジュ(坡州)工場が、カメラモジュールと3Dセンサーなどの高付加価値製品の生産に注力することとなっている。

LGイノテックは生産地の二元化戦略だけでなく、主要部品の内製化およびAI(人工知能)トランスフォーメーション(AX)を通じた原価競争力の向上に力を入れている。その一環として、工場にAI搭載「材料入庫検査システム」を導入し、不良品の原因となる分析のための時間を90%削減した実績を持つ。


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