金建希氏が出頭すれば、先月29日の起訴後では初めて。
特別検察官側は金相玟(キム・サンミン)元検事が韓国出身の現代美術家、李禹煥(イ・ウファン)氏の絵画を約1億4000万ウォン(約1490万円)で購入して金建希氏の兄に贈り、見返りとして国民の力の公認候補選びで便宜を図るよう要請したとみている。
特別検察官側は金建希氏を絵画の「授受者」とみなした。請託禁止法違反を成立させるためには、当時公職者だった尹前大統領が授受者である必要があるが、尹氏が取り調べを拒否しているため、配偶者の金建希氏を授受者と規定した。
金元検事側は絵画が金建希氏に渡ったことはないと主張している。裁判所は証拠隠滅の恐れがあるとし18日に金元検事の逮捕状を発行した。金建希氏側も絵画とは無関係との立場だ。
金元検事は公認候補選びで脱落したが、その4カ月後の昨年8月、情報機関の国家情報院の法律特別補佐官に任命されており、特別検察官側はこの人事に金建希氏が関与した可能性があるとみている。
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