安保理は19日にイランへの制裁停止を続ける決議案を否決し、制裁の復活を決めた。決議案にはフランス、英国、米国など9カ国が反対し、ロシア、中国、パキスタン、アルジェリアの4カ国が賛成した。韓国とガイアナは棄権した。
韓国が棄権したのはイランとの関係を考慮したためとみられる。
趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官は今回の採決前に行ったイランのアラグチ外相との電話会談で、「問題解決のための外交の窓が依然として開かれているだけに、関連国が対話と交渉を通じ外交的に解決する努力を継続していくことを期待する」と、制裁よりは交渉に重きを置いた発言をした。
ただ、違法的なイランの核開発を制裁しようとする安保理採決を韓国が棄権したことにより、北朝鮮の核問題に対する国際社会の断固たる対応を促すことに支障が生じるのではないかという懸念が出ている。
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