韓国副総理「AI基盤の製造工程革新は必須…企業にパッケージ支援」
韓国副総理「AI基盤の製造工程革新は必須…企業にパッケージ支援」
韓国のク・ユンチョル副総理兼企画財政部長官は19日、「人工知能(AI)大転換15大先導プロジェクトは、市場を最もよく理解している企業を中心に据え、予算・税制・金融・規制緩和などをパッケージで支援する計画だ」と強調した。

 ク副総理は同日、大田のKAIST(韓国科学技術院)AIファクトリーラボで関連分野の代表企業および専門家らと「AI大転換リレー現場懇談会」を開催した。今回の懇談会はAIロボット・自動車分野に続く2回目である。

 業界からはポスコ、LG電子、GSカルテックス、MIキューブソリューション、コアビス、フロンテック、現代自動車、グーグルクラウド、ハリム、CTRなどが出席した。張英宰(チャン・ヨンジェ)KAIST電気電子工学部教授、柳南鉉(ユ・ナムヒョン)慶南大学知能化革新事業団長など学界の専門家も参加した。

 ク副総理は懇談会で「AI基盤の製造工程革新は生存のための必須戦略だ」と述べ、「生産性向上だけでなく、消費者ニーズに対応した多品種柔軟生産システムから、炭素削減や作業場の安全確保に至るまで、わが国の製造業をAからZまで変革できるだろう」と語った。

 特に「われわれが持つ世界最高水準の製造力にAI技術を融合させることで、世界をリードできる」と強調した。

 懇談会に参加した代表企業は、AIを活用して実際に製造工程の革新を成し遂げた事例を共有し、「製造AI分野の競争力確保に向けたR&D・実証支援」などを政府に要望した。

 ク副総理は「AI大転換15大先導プロジェクトを推進しながら、市場を最もよく知る企業を中心に置き、予算・税制・金融・規制緩和をパッケージで支援していく計画だ」と改めて説明した。

 これに関連し、産業通商資源部・中小ベンチャー企業部・科学技術情報通信部など関係部処は、主力産業のAI自律製造転換戦略、ICT融合スマート工場拡散方策、AIファクトリー特化型AI革新拠点造成案などを報告した。

 具体的には、先導事業工場を昨年の26カ所から2030年までに500カ所へと大幅に拡大し、市中銀行などと協力して最大10兆ウォン規模の専用保険商品および2000億ウォン規模の融資商品を提供する方針だ。スマート工場構築を支援する予算もことしの2361億ウォンから来年には4366億ウォンへ増額編成した。

 この日の懇談会は「青年週間」に合わせ、KAISTで研究している若手研究者も参加した。彼らは「研究環境整備に政府支援を強化してほしい」と要請し、政府はAI・AX大学院を拡充し、生成AI先導研究課題を増やす政策を通じて若手研究者を積極的に支援すると強調した。
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