最近、インド現地メディア「タイムズ・オブ・インディア」などによると、管理職のアイヤール氏は、6年間一緒に働いてきた同僚シャーンカル氏(40)が今月13日午前8時37分に、「ひどい腰の痛みで休養が必要だ」とメッセージを送ってきたと明かした。
いつも通り病休を承認したアイヤール氏は、同日午前11時ごろ、シャーンカル氏の衝撃的なニュースを聞かされたという。それは、有給を申請したばかりだったシャーンカル氏の死だった。信じられなかったアイヤール氏は、シャーンカル氏の自宅住所を調べて現場に向かったが、すでに彼は冷たくなっていた。
シャーンカル氏の死因は心臓発作だった。休暇申請をしたわずか10分後の午前8時47分頃に突然心停止を起こし、命を落としたのだった。彼は普段からタバコも吸わず、酒も飲まないなど、規則正しい生活を送っていたと伝えられている。
アイヤール氏はこの出来事を自身のSNSに投稿し、「人の存在がいかに予測不可能かを痛感した」とし、「次の瞬間に何が起こるか誰にも分からない。だからこそ常に人には親切に接し、日常の中に喜びを見出すべきだ」と語った。
心臓発作の症状は単なる疲労感と似ているため、タイミングを逃しやすい。症状としては、不安感や発汗、吐き気などが現れ、胸の中央や左側から始まる痛みが、背中や肩甲骨に1~90分以内に広がることがある。
シャーンカル氏のように腰の痛みを訴えていた点が、心臓発作の前兆症状だった可能性も指摘されている。心臓発作患者の70%以上は、発作が起こる数日前または数か月前から前兆を経験している。中でも突然胸が締め付けられるような圧迫感が現れることがあり、これは心臓への血流が不足して胸痛が起こるためだ。
また、心臓が非常に速く、不規則に鼓動する症状を経験することもある。息苦しさや意識がもうろうとするなどの症状も起こりうる。これらの症状とともに血圧が下がったり、脳に損傷が及ぶと、突然死につながることがある。
そのため、心臓発作が疑われる場合は、できるだけ早く病院に行くべきだ。心臓発作の「ゴールデンタイム」は4分とされている。脳に4分以上血液が供給されないと、脳細胞が破壊され始めるためだ。10分以上経過すると、脳が永久的に損傷を受ける可能性が高まる。
心臓発作などで意識を失った場合は、すぐに119番通報し、救急隊員が到着するまで心肺蘇生(CPR)を行う必要がある。心肺蘇生は、心臓発作患者の生存率をおよそ3倍高めるとされている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88