大法院庁舎を後にする曺喜大・大法院長=17日、ソウル(聯合ニュース)
大法院庁舎を後にする曺喜大・大法院長=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長(最高裁長官)は17日、与党「共に民主党」が6月の大統領選前に曺氏と当時の韓悳洙(ハン・ドクス)首相が会い、李在明(イ・ジェミョン)大統領の公職選挙法違反事件について議論したとの疑惑を提起したことについて、「韓氏はもちろん、外部の誰とも議論したことはない」と否定する声明を出した。

 韓氏も曺氏と会ったことはないと明らかにした。

 共に民主党の夫勝チャン(プ・スンチャン)国会議員は16日、国会で開かれた対政府質疑で、曺氏が韓氏と会って李大統領の事件について議論したとの情報提供があったとして、「事実であれば大法院長が司法府の公正性を損なっただけでなく、韓氏に政権を移す目的で大統領選に介入した前代未聞の事件」と主張した。

 国会法制司法委員会の秋美愛(チュ・ミエ)委員長はフェイスブックに「事実なら大法院長の大統領選介入と政治介入を直ちに解明すべきだ」と書き込んだ。

 共に民主党は尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の裁判を故意に遅延させているなどとして、曺氏の辞任を求めている。

 曺氏は尹政権時代に任命された。


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