15日、韓国国会行政安全委員会所属のヤン・ブナム与党“共に民主党”議員が警察庁から入手した資料によると、ことしの1~8月に自殺した警察官は20人と集計された。
ここ5年間における警察官の自殺者数は2023年が24人、2022年が21人、2021年が24人など20人台が続いていて、5年間で111人が自ら命を断ったことになる。
警察官は、職務における危険性や強いストレスなどにより自殺率の高い職業の一つで、職務でのストレスやトラウマを訴え相談を受ける警察官も急増している。
心理治癒機関である「警察庁心に寄り添うセンター」を利用した人数は昨年1万6923人(相談件数は3万8197件)で、2019年の6183人に比べ5年間で3倍ちかく増えている。
しかしカウンセラーの数は36人にすぎず、1人あたり年間470人(1061回)を受け持つなど業務過多となっている。
このことについて専門家たちは「長期的かつ体系的な心理追跡管理が必要だ」と強調した。また「同時に、依然として相談を避けるようにする組織文化の改善も急がれる課題だ」と指摘した。
■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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