韓米は北朝鮮の核の脅威に核・通常戦力で対処する机上演習(TTX)「アイアンメイス」を15~19日に実施する。同期間には韓米日が複数領域にまたがる共同訓練「フリーダム・エッジ」も実施する。
金与正氏は「以前の執権者が考案した危険な『構想』を現執権者らが実施するなら、対決政策の『継承』と理解する」と表明した。李在明(イ・ジェミョン)韓国大統領やトランプ米大統領が北朝鮮と対話する姿勢をみせながら合同訓練を続けることに不満を示したものとみられる。ただ、両大統領を名指しはしなかった。
慶南大極東問題研究所の林乙出(イム・ウルチュル)教授は「韓米合同訓練のような対決政策が継承される限り、南北の対話や和解、協力は不可能だというメッセージ」だとの見方を示した。
また、金正恩氏を除いて北朝鮮の軍序列1位の朴正天(パク・ジョンチョン)党中央軍事委員会副委員長も談話を出し、「わが国に対する核兵器の使用を目的とした露骨な核戦争の試演」「最も包括的かつ攻撃的な侵略戦争演習」と批判した。
韓国政府系シンクタンク、統一研究院の洪珉(ホン・ミン)先任研究委員は談話について、9~12月に「重大武器実験」を実施する正当性を主張するものと指摘。北朝鮮が韓米合同訓練への対応を口実に核と通常兵器の連携を進めるとの見方を示した。
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