韓国海洋警察「コカイン60kg販売コロンビア人」強制連行
韓国海洋警察「コカイン60kg販売コロンビア人」強制連行
韓国海洋警察庁は、12日、法務部と合同でコロンビア国籍のコカイン製造・販売犯A氏(40代後半、男性)をスペインから韓国国内へ護送したと13日明らかにした。

A氏は、国家情報院との共助を通じて、薬物を違法に製造した容疑でインターポールの国際手配書が出されていた人物である。彼は昨年、船舶を通じて韓国に搬入された液体コカインを、同年6月カンウォンド(江原道)所在の倉庫で固体コカイン60kg(200万人が同時に投与可能な量、時価約190億円相当)に加工し、韓国内の総責任者らに販売した容疑(麻薬類管理に関する法律違反)を受けている。

海洋警察は追跡捜査の過程でA氏が海外に逃亡した状況を確認し、昨年10月にインターポールを通じて国際手配を要請した。その後、ことし1月にスペインインターポールを通じて、現地司法当局がA氏を検挙した事実を確認した。

これにより法務部は犯罪人引渡し請求手続きを進め、スペイン司法当局がこれを承認したため、海洋警察と法務部で構成された合同送還チームが現地に派遣された。送還チームは12日、航空便でA氏を韓国に護送した。

海洋警察はA氏を相手に追加捜査を行い、共犯の有無と違法薬物の流通経路を集中的に追跡する方針だ。

海洋警察関係者は「今回の送還は、海外に逃亡した犯罪者であっても国際共助を通じて必ず検挙し処罰するという海洋警察の確固たる意志を示した事例だ」とし、「今後も法務部、インターポール国家中央事務局など関係機関と緊密に協力し、国外逃亡犯の検挙に力を尽くす」と述べた。

A氏は不法滞在により強制送還された前歴があり、通常の方法では韓国に入国できない状態だった。彼は2017年10月にビザなしでチェジュ(済州)島に入国した後、不法に滞在し、昨年1月18日に自ら出頭して送還されていた。

海洋警察と警察、軍当局が合同で調査した結果、スパイ活動などの対国家的な容疑はないと確認された。

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