25年間「障害のあるふりをして」約2億円を受けていた70代=韓国
25年間「障害のあるふりをして」約2億円を受けていた70代=韓国
工事現場で負傷し下半身まひの判定を受けた後、歩けるようになったにもかかわらず、歩けないふりをして勤労福祉公団から数十年間にわたり巨額の保険給与を受けていた70代が法廷で身柄を拘束された。

韓国のテジョン(大田)高裁は12日、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(詐欺)などの容疑で起訴された70代Aに懲役3年を宣告し、法廷で身柄を拘束した。

また、知人の介護福祉士の資格を利用して被告Aの容疑に加担した70代のBに対しては、懲役1年の実刑が下された。

被告Aは1997年3月に建設現場で墜落し下半身まひとなったが、同年11月からは杖をついて一人で歩ける状態にまで回復した。

しかし被告Aは通院する時には車いすに乗り、引き続き「歩けないふり」をしていたという。

被告Aは1999年6月から2024年8月まで勤労福祉公団から受けてきた保険給与は18億4000ウォン(約1億9500万円)あまりに達した。これは、実際に受けるべき保険給与より12億ウォン(約1億2700万円)あまり多い金額である。

また、被告AはBと組んで他人の介護福祉士の資格を利用し、勤労福祉公団から介護費用も受けていた。

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