仁川国際空港に到着した労働者らを出迎える姜氏ら(空港写真記者団)=12日、仁川(聯合ニュース)
仁川国際空港に到着した労働者らを出迎える姜氏ら(空港写真記者団)=12日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の姜勲植(カン・フンシク)大統領秘書室長は12日、米南部ジョージア州に建設している韓国の現代自動車グループなどの工場に対する捜査で米移民当局に拘束された韓国人労働者など330人が韓国に到着したことについて「最善を尽くして努力したが、もっと早く故国にお連れできず申し訳ない」とし、韓米間の査証(ビザ)発給システムの改善に積極的に臨む方針を示した。外交部の朴潤柱(パク・ユンジュ)第1次官、産業通商資源部の文慎鶴(ムン・シンハク)第1次官と共に仁川国際空港で帰国者を出迎えた後、記者団に語った。

 姜氏は「トランプ米大統領が言及した新たなビザを設ける方策を含め、米国のビザ発給や滞在資格システムの改善を推進する予定」とし、韓米間のワーキンググループで協議すると説明した。

 具体的には、B1ビザ(出張などのための短期商用ビザ)について韓米間で解釈が異なるとし、根本的な問題解決には時間を要するが、早期に議論して不信感をなくすことで企業が安全に投資し、働くことができると述べた。

 帰国した労働者らの米国への再入国について、不利益がないよう文書などで確約を得たのかとの質問には、トランプ氏が今回の事態に対し問題意識を持ち、ビザ発給システムの改編を議論すると決めただけで十分だとして、文書を要求する性格の問題ではないと強調した。

 さらに「韓米は同盟関係だ。国民が今回の過程で傷つき、悲しんだが、(韓国政府が同盟に)見合った堂々とした対応をすると信じてほしい」とし、「罪のない国民がこのようになったことに(李在明=イ・ジェミョン=)大統領も関心を持っていると伝えるためにこの場に来た」と述べた。

 帰国した労働者らの健康状態について、朴次官は「とても健康であり、特に健康上の問題が発生したとは把握していない」と説明した。


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