ラトニック米商務長官(資料写真)=(UPI=聯合ニュース)
ラトニック米商務長官(資料写真)=(UPI=聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】ラトニック米商務長官は11日(現地時間)、韓国の現代自動車グループなどが米南部ジョージア州に建設している工場に対する米移民当局の捜査で多数の韓国人が拘束された問題に関連し、韓国企業に対し米国に労働者を派遣する際には適切な査証(ビザ)を取得するよう促した。

 ラトニック氏はこの日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された米オンラインメディア、アクシオスのインタビューで、現代自動車の工場建設を歓迎した上で、拘束された韓国人らは観光ビザで入国して工場で働いていたと指摘した。

 拘束された韓国人の中にはB1ビザ(出張などのための短期商用ビザ)の所持者も含まれていたが、このことには触れなかった。

 ラトニック氏は、米移民・税関捜査局(ICE)が同氏の仕事である海外からの投資誘致を困難にしているのではないかとの質問には「そうではない」と答え、問題があれば自身が国土安全保障省のノーム長官に電話してビザ取得を手助けすると説明。規定を守り、適法な手続きを踏むよう求めた。

 米移民当局は4日(現地時間)、ジョージア州サバンナにある現代自動車グループとLGエナジーソリューションの合弁会社の工場建設現場で韓国人317人を不法滞在などの疑いで拘束した。残留を選んだ1人を除く316人と、日本人3人を含む外国国籍者14人は約1週間にわたり拘束された末、11日(同)に釈放されて帰国の途に就いた。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40