韓国人らは11日未明(現地時間)に釈放された。拘束施設を出た後、韓国企業側が用意した8台のバスに分乗し、約6時間をかけ、430キロ離れたアトランタ国際空港に到着した。米側と事前に協議した通り、手錠などの身体的拘束なしに施設から空港に移動した。チャーター便は当初の予定よりやや早く出発した。
チャーター機には韓国人316人と日本人3人、中国人10人、インドネシア人1人の計330人が搭乗した。韓国外交部関係者によると、韓国人のうち1人は米国に残る意向を示した。
事態収拾のため、訪米した外交部の朴潤柱(パク・ユンジュ)第1次官とLGエナジーソリューションの金東明(キム・ドンミョン)代表も同乗した。
拘束者は当初、10日未明(現地時間)に拘束施設を出て同日午後に自主出国の形で帰国する予定だった。だが、9日に米政府が一方的に帰国手続きを中断し、1日遅れることになった。
同問題の解決のため訪米している韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官は記者団に対し、今回拘束された韓国人が米国に再入国する際に不利益を受けることはないという米国側の確約を得たと明らかにした。しかし、米法規上、あいまいな側面があり、実際に不利益がないかは分からないとの指摘もある。
米移民・税関捜査局(ICE)や米国土安全保障調査部(HSI)などは4日、ジョージア州サバンナにある現代自動車グループとLGエナジーソリューションの合弁会社の工場建設現場で韓国人約300人や日本人3人を含む475人を拘束していた。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40