男は昨年5月、ソウル市内のビルの屋上で女性を刃物で複数回刺して殺害した罪で逮捕、起訴された。
男は事件の約3週間前、女性と婚姻届を提出したが、これを後から知った女性の両親は婚姻無効訴訟を準備していた。男は自身の学歴にダメージを与えるかもしれないという考えにとらわれた状態で女性と口論となり殺害を決意し、事前に準備した刃物で犯行に及んだ。
昨年12月の一審で懲役26年が言い渡されたが、今年6月の二審では一審判決よりも重い刑が宣告された。
二審のソウル高裁は「緻密な計画の下になされた犯行で、手口も非常に残酷であり、犯行の経緯などを通じて被害者に対する確固たる殺意が明確に明らかになった」とし、犯行後に被害者に対する最低限の保護措置や反省など人間としての当然の道理を尽くさなかったと指摘した。
検察と男は判決を不服として上告したが、大法院は棄却した。
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