鄭氏は冒頭発言で、トランプ米大統領が李在明(イ・ジェミョン)大統領との首脳会談で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)と年内に会いたいと発言したことを取り上げ、「日本政府も米朝首脳会談が行われるよう、支持と支援を惜しまないことを望む」と述べた。
また、中国の抗日戦争勝利80年記念行事で北朝鮮と中国、ロシアの3首脳が天安門に立ったことに言及し、「もう制裁一辺倒で北の核問題を解決することは困難になったというシグナル」として、「2006年の1回目の核実験後約20年間、国際社会が国連を中心に10回以上の制裁を加え、圧迫や封鎖を通じ非核化を実現させようとしたが、制裁一辺倒の政策は失敗に終わった」と指摘。「変化した情勢に合わせ、今は外交の時間が到来した」として、日本政府も北朝鮮問題の解決に外交力を集中するよう呼びかけた。
水嶋氏は日本としては拉致問題や核・ミサイル問題を含め、総合的に問題を解決し、北朝鮮と過去を清算して国交正常化を実現したいと表明した。米朝首脳会談を巡っては、日本と韓国、米国の連携が重要との認識を示した。対北朝鮮制裁については、韓国や米国などと意思疎通しながら進めていくと応じた。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40