消息筋によると、韓国人労働者は11日午前2~4時ごろに拘束施設を出発しアトランタ空港までバスで移動する予定だ。施設から空港までの距離は約430キロで、一般乗用車で移動する場合、約4時間半かかる。
別の消息筋は聯合ニュースの取材に対し「300人以上が同時に移動しなければならないため8台ほどのバスに分乗することになるだろう。一般車両よりゆっくり移動するしかなく、所要時間が長くなる可能性もある」と述べた。
チャーター機は10日午前10時すぎにアトランタ空港に到着した。当初、韓国人労働者は自主出国の形で同日午後2時半に同空港からチャーター機で出発する予定だったが、米国側の事情により突如釈放が延期された。
出発が延期された理由は手錠など身体的拘束措置に関する調整が残っていたためとされる。
外交部によると、急きょ訪米した趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官は同日、ホワイトハウスで行ったルビオ米国務長官との会談で、労働者が身体的な束縛をされずに迅速に帰国し、米国への再入国時に不利益を被ることがないよう要請した。ルビオ氏は「トランプ大統領が、できるだけ韓国側の希望通りになるよう迅速に協議し措置を取るよう指示した」と答えた。
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