捜査当局によると、この日午後1時ごろ、大邱市西区の市場付近の路上で、身元不明の男が小学生に近づき「ジャージャー麺を食べに行こう」と誘ったが、未遂に終わった。
事件発生から約3時間後に通報を受けた警察は、現場周辺の防犯カメラを確保し、容疑者の特定などの捜査を進めている。
警察が入手した監視カメラの映像には、男がAさんに身体を触ろうと試みる様子などが映っていたことが分かった。
警察関係者は「容疑者を特定して検挙した後、事件の経緯を把握する予定だ」とし、「詳しい捜査の進展については言えない」と述べた。
今月に入り、ソウルや済州(チェジュ)などで子どもを誘拐しようとしたが未遂に終わる事件が相次いで発生している。
済州島では、未成年者略取誘引未遂の容疑で30代の男性B氏が緊急逮捕された。B氏はソグィポ(西帰浦)市のある小学校付近を通りかかった小学生Cさんに「アルバイトしないか」と声をかけ、車に乗せようとした疑いを受けている。
Cさんが拒否すると、B氏はそのまま逃走したと調べられている。その後、車のナンバーを覚えていたCさんが近くの派出所を訪れ、通報した。
B氏は法人名義の社用車を運転して犯行を試みたことが確認され、過去にわいせつ行為の前科があることも分かった。警察はB氏に対して逮捕状を申請する予定だ。
先月28日には、ソウル市ソデムン(西大門)区(グ)のある小学校付近と公共駐車場付近で、小学生に車で近づき誘拐を試みた20代の男3人が警察に逮捕された。
警察庁の犯罪統計によると、昨年の略取・誘引犯罪の発生件数は計316件だった。5年前の2019年(250件)と比べると26.4%増加した数値である。ことし第2四半期までに計153件の略取・誘引犯罪が発生している。
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