韓日がソウルで「経済安保対話」　ＡＩなどで協力策模索

【ソウル聯合ニュース】韓国と日本の経済安全保障分野の当局者が１０日、ソウルで「韓日経済安保対話」を開き、人工知能（ＡＩ）分野での協力策などを議論した。

　この日の会合には韓国側から宋基昊（ソン・ギホ）大統領室経済安保秘書官、日本側から内閣府の早田豪官房審議官（経済安全保障担当）らが出席した。

　大統領室は韓日経済安保対話について、先月２３日に行われた韓日首脳会談で両国の首脳が経済安保分野での意思疎通の強化に合意したことを受けて開かれたとして、多様なテーマについて意見交換し、具体的な協力策を模索したと説明した。　　

　両国は供給網（サプライチェーン）のほかＡＩ、量子など先端技術関連の協力、多国間外交における協力策、経済安保政策に対する相互理解の向上などについて議論し、来年中に次回の会合を開くことを決めた。

　李在明（イ・ジェミョン）大統領と石破茂首相は先月の首脳会談で、新たな経済通商秩序の下で両国間の戦略的意思疎通を強化することが必要との認識で一致し、安保・経済安保を含む各分野で首脳をはじめ各レベルでの意思疎通を強化するという内容の共同発表文を採択した。