韓国国防相とＮＡＴＯ制服組トップが会談　協力強化を協議

【ソウル聯合ニュース】韓国の安圭伯（アン・ギュベク）国防部長官は９日、ソウル安保対話（ＳＤＤ）に出席するため来韓した北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）制服組トップのドラゴーネ軍事委員長と会談し、韓国とＮＡＴＯ間の国防・防衛産業分野での協力強化について協議した。

　国防部によると、安氏は会談で、国際安保環境における緊張の高まりに対する深刻な懸念を示すとともに、欧州とインド太平洋地域の安保面での連携性が増加しているとした上でＮＡＴＯとの協力の重要性を強調した。

　ドラゴーネ氏は共感を示しながら、国防・軍事交流、情報共有、サイバー、宇宙、人工知能（ＡＩ）など多様な分野で韓国とＮＡＴＯ間の実質的な協力を深め、拡大していくことを望むと述べた。

　安氏は欧州各国との協力を超え、ＮＡＴＯとも防衛産業協力を拡大していく計画だとし、韓国の防衛産業に対する関心と支持を要請した。

　双方は韓国・ＮＡＴＯ間の協力が互恵的で未来志向的な方向に発展できるよう高官級交流を続けることでも一致した。